「広辞苑」1万語追加 10年ぶり改訂来年1月発売

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 岩波書店は24日、「広辞苑」を10年ぶりに改訂した第7版を来年1月12日に発売すると発表した。「がっつり」「のりのり」など現代語、「アプリ」「サプライズ」「スマホ」「レジェンド」などカタカナ語、「永六輔」「高倉健」「立川談志」の人名など、約1万語を新たに収録した。

 08年に刊行した第6版では収録が見送られた言葉や、その後に収集された言葉約10万語から使用頻度などで「日本語として定着した言葉」を厳選。一方で「スーパー特急」など不要になった言葉は削除した。第6版で見送られ、第7版で収録されたのは「エントリーシート」「クールビズ」「コスプレ」など。一方、今回、候補になったものの「がん見」「きしょい」「ググる」「TPP」「豊洲市場」「ほぼほぼ」などは見送られた。

 また、時代とともに意味が広がっている「盛る」「やばい」などは新しい語義が追加された。

 広辞苑は1955年、20万項目収録の初版を発行。第7版は第6版より140ページ増加する3216ページだが、製本機械の限界である8センチに収まるように新たに用紙を開発。厚さは第6版と変わらない。普通版9720円。

<新語>

 ◆アイ・ピー・エス・さいぼう【ips細胞】(induced pluripotent stem cell)体細胞から作られる多能性幹細胞。体細胞に数種類の因子を加え、培養することでできる。再生医療や疾患メカニズムの研究、創薬に用いる。山中伸弥(1962)らが2006年にマウスで、07年にヒトで成功

 ◆がっつり [副]十二分に。たっぷり。また、思いきり。「-食べる」

 ◆クラウド (雲の意)それを提供するサーバーなどについて意識することなく、ネットワークを通じて様々な場所から利用可能なコンピューターのリソース

 ◆ごち〈御馳走を略した俗語〉食事をふるまうこと。「-になる」

 ◆デトックス 体にたまった毒素や老廃物を排出すること。解毒。健康法などでいう

 ◆のりのり 情況やリズムなどにのって調子づいた状態であること。「カラオケで-になる曲」

<新たな語義を追加>

 ◆盛る (7)さらに飾り付ける。おおげさにする。「メイクを-・る」「話を-・る」

 ◆やばい (2)のめり込みそうである。「この曲はくせになって-・い」

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