最大震度7を記録した北海道胆振地方のむかわ町で、地震発生の6日から炊き出しを続けるボランティアがいる。北海道清水町の「やんじー」こと、山口幸雄さん(72)。災害支援を続けて42年になる。

山口さんは北海道釧路市出身。会社員生活とボランティア活動を兼ねていたが、いろいろと制限があったため、有珠山が噴火した2000年に退職。有珠山の現地対策本部副本部長に就任した。以降、「職業はボランティア」。同年、「震災がつなぐ全国ネットワーク」副代表になった。平時は全国で防災講演も行う。妻由里さんとは、活動を通じて知り合った。バイクも乗りこなし、ジョークも飛び出す「やんちゃ」な人柄から、「やんじー」と呼ばれている。