厚労省の統計不正問題、新たに「8日間の空白」疑惑

安倍晋三首相は30日の衆院代表質問で、厚生労働省による毎月勤労統計の不正問題について、昨年12月28日に秘書官を通じて厚労省側から報告を受けたと明らかにした。根本匠厚労相は、昨年12月20日に報告を受けたとしており、首相答弁が本当なら、「8日間の空白」疑惑が新たに浮上する。

事実が明かされないまま、不正統計をもとに19年度予算案が同21日に閣議決定され、不正発覚で、閣議決定をやり直す異常事態に。この日の首相答弁を野党は今後追及する構えで、立民の枝野氏は「本当にそうなら、根本氏を含めて厚労省によるサボタージュ、隠蔽(いんぺい)と言わざるを得ない」と指摘。国民の玉木氏も「(首相が)知っていながら閣議決定していたとすれば(根本氏と)同罪。どう知ったかを検証する必要がある」と述べた。

この日代表質問に立った枝野、玉木両氏とも、首相の答弁を「逃げてばかり」と批判した。玉木氏は納得できずに再々質問で対抗したが、首相の答弁内容は、ほぼ同じだった。