将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(16)が16日、東京都千代田区で指された「第12回朝日杯オープン戦」の決勝で渡辺明棋王(34)を破った。史上2人目となる2連覇を果たした。

藤井はこの日、行方尚史八段(45)に勝ち、決勝進出。渡辺は現在、棋王戦5番勝負で挑戦者広瀬章人竜王(32)に連勝、大阪王将杯王将戦7番勝負は久保利明王将(43)に3連勝しており、藤井にとって今までで最強の対戦相手だった。

朝日杯では羽生善治九段(48)が14年から3連覇を達成している。藤井は前回、羽生らを破り15歳6カ月という最年少で優勝した。