戦争による北方領土の奪還論に言及し、日本維新の会を除名処分となった丸山穂高衆院議員(35)は、16日午後1時に開会した衆院本会議を、欠席した。

開会前に、欠席届を衆院事務局に提出した。欠席理由は不明だ。

丸山氏はこれまで所属していた維新の会派を離れ、無所属となったことから、野党側の最前列へと、議席も移動した。

国会では、野党が丸山氏に辞職勧告決議案を提出すべきとの認識で一致しているが、どの党が主導するかも含めて、まだ具体的な動きには至っていない。辞職勧告決議案には法的な拘束力はない。

丸山氏は15日、自身のツイッターで、自身に対する辞職勧告決議案が提出されれば、ユーチューブなどを使って反論、弁明する意向を表明、「言われたまま黙り込むことはしない。可決されようがされまいが、任期を全うする」と、辞職勧告には応じない意向を示している。