小泉進次郎環境相は27日の閣議後会見で、週刊文春に報じられた、独身時代の不倫報道について問われ、「個人の事柄と政治資金の事柄があると思うが、個人の事柄については、私からお話しすることはありません」と、答えた。

文春の報道では、不倫相手とされる女性と密会する際に使ったホテルの代金が、政治資金から処理されたのではないかとの指摘も出ているが「政治資金の使用はないと理解しています。事務所にも確認し、法令に従って適正に処理していると認識している」と、用意した紙を見ながら答えた上で、「継続して確認していきたい」と、加えた。

会見のいちばん最後にも再び、文春の報道について問われた。記者から「政治資金について、法的な問題がなかったとしても、ベストの取り扱いではなかったとは考えていないのか」「もちろん政治家にもプライベートは認められるべきだが、小泉大臣は、家族のあり方や働きながらの子育てを含めて、社会変革や生き方を発信し、社会にも大きな影響を与えている。ならば、自身の家族や先方のご家族にどういう責任を果たすのか、どんな行動を取ったのかを話す責任もあるのではないか」と、指摘を受けた。

しかしながら、進次郎氏は前回の質問時と同じ答えを繰り返すにとどまり、年内最後の会見を終えた。

進次郎氏は今年8月、タレントの滝川クリステル(42)と電撃的に結婚。発表時、すでに滝川は妊娠中で、夫妻の間には来年1月、第1子が誕生する予定。

9月の内閣改造で、大臣に初めて就任した進次郎氏は、環境相としての3カ月を振り返り「本当に濃密でやりがいがあった。3カ月には思えないほど、やりがいのある期間を過ごさせてもらった。環境政策は腹の底から重要だと、違和感なく自分の中に入ってきた」と述べ、「記者の皆さんにも、さまざま鍛えていただいた。来年、この3カ月をさらに伸ばしていけるようにしたい」とも語った。