「Go To キャンペーン」中の4連休初日の23日、千葉県のJR舞浜駅前では、キャリーケースなどを持った大勢の観光客らが、ディズニーランドへ向かった。

キャンペーンから除外された東京に、近隣県の旅行先から足を延ばす「抜け道」の存在も指摘されているが、娘と2人でGo Toを使って京都から訪れた50代母は「絶対に東京には行きません」と感染拡大中の東京を警戒した。

東京・渋谷駅前では大勢の人が行き交った。多くの人が傘を差し、社会的距離はおおむね保たれていた。栃木県から仕事で来たという70代男性は「普段はしないが、嫁に渡されたから」と口元のマスクを示した。

仕事で訪れた30代女性は感染の再拡大を「予想していた」。自分では除菌スプレーを常備したり、九州の実家にも2月以来帰らないなど感染防止に努めているが、友人の中にはコロナ以前の普通の生活を続ける人も多い。人が多い渋谷は本当は避けたいが「仕事だから」と職場に向かった。【佐藤勝亮】