秋篠宮さまは30日、55歳の誕生日を迎えられた。これに先立つ記者会見で、長女眞子さま(29)と小室圭さん(29)の結婚について「認める」と、初めて述べた。一方で、具体的な行事再開の見通しは明らかにせず「多くの人が納得し喜んでくれている状況ではない」とし、2人を取り巻く環境は依然、変わっていないとの認識を示した。「結婚と婚約は違う」とも語られた。識者からは「(結婚には)まだまだ時間が必要」との見方が出ている。

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皇室ジャーナリストの近重幸哉さん 秋篠宮殿下は父親として、眞子さまが結婚への強い気持ちを持っていらっしゃる考えは尊重しているのだと思われます。ですが、国民にも納得して喜んでもらえる状態にはないという考えが「結婚と婚約は違う」という言葉に表れたのではないでしょうか。

2人の結婚は憲法上は認めざるを得ないけれど、(皇室の結納や婚約にあたる)「納采の儀」を認めるには、まだまだ準備が足りないという意味。世間一般的には結婚を認めるのであれば、結納や婚約も認める…となるのですが、皇室として婚約、結婚を進めるには、まだまだ解決しなくてはいけないことがたくさんあることをお話しされたのだと思います。2年前に殿下がおっしゃられた「多くの人が納得し喜んでくれる状況」という部分には、まだまだ至っていない。一般的に言えば「将来的な結婚は認めますが、まだ結婚できる準備が整っていないので準備が必要」ということだと思います。

小室さんご自身のことに関しても、米国に行かれた時点で3年間は無理だろうと思っていました。まだ学生ですから。卒業後、試験に合格して国際弁護士の資格をとって、しっかりとした職についてからではないと安定した生活も出来ないというのが一般論。小室さんのお母さんの金銭問題も、誠意を見せて納得する話し合いをしていかないと、皇室も国民も納得して祝福する形にはなっていかないと思います。まだまだ時間が必要だと思います。