将棋の高校生プロ、藤井聡太2冠（棋聖・王位＝18）が17日、名古屋市内で行われた第14期朝日杯オープン戦の本戦トーナメント準々決勝で、豊島将之竜王（叡王＝30）を破り、ベスト4に進出した。同棋戦は4年連続ベスト4となった。同じ愛知県出身の豊島には、17年8月の初対局から公式戦6戦全敗だった。絶壁のごとく立ちはだかる“ラスボス”から、藤井が、ついに初白星を挙げた。

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◆藤井聡太２冠の朝日杯全成績◆

【11回】

17・6・17　○ 1次予選1回戦 藤岡隼太アマ

17・8・22　○ 同2回戦　大石直嗣六段

17・8・22　○ 同準決勝　竹内雄悟四段

17・10・6　○ 同決勝　宮本広志五段

17・12・15　○ 2次予選1回戦 屋敷伸之九段

17・12・15　○ 同決勝 松尾歩八段

18・1・14　○ 本戦1回戦　澤田真吾六段

18・1・14　○ 同準々決勝　佐藤天彦名人

18・2・17　○ 同準決勝　羽生善治竜王

18・2・17　○ 同決勝 広瀬章人八段

【12回】

19・1・20　○　本戦1回戦　稲葉陽八段

19・1・20　○　同準々決勝　糸谷哲郎八段

19・2・16　○　同準決勝　行方尚史八段

19・2・16　○　同決勝 渡辺明棋王

【13回】

20・1・19　○　本戦1回戦　菅井竜也七段

20・1・19　○　同準々決勝　斎藤慎太郎七段

20・2・11　●　同準決勝　千田翔太七段

【14回】

21・1・17　○ 本戦1回戦　大石直嗣七段

21・1・17　○ 同準々決勝　豊島将之竜王

【注】段位、肩書は当時。12～14回は前回ベスト4のため、本戦からのスタート