大栄翔の故郷、埼玉県朝霞市の朝霞駅でも、地元出身力士の初優勝を喜ぶ声が上がった。駅構内には大栄翔のパネルと駅員が作成した「祝初優勝 おめでとう 大栄翔関」の張り紙を改札の横に設置された。

両国から帰宅したという後援会の栗原友介会長(60)は「同じ中学校出身のよしみなので最高な気分です」と喜んだ。整形外科の医師である栗原さんは「大栄翔におなかを膨らませろとアドバイスしたのは僕です」と胸をはった。栗原さんは「大栄翔にとって、勝てたのは『丹田』というおなかを膨らませる呼吸法のトレーニングをしたから強くなった」と明かし、1年半前からアドバイスを続けてきたという。

また、パネル前にいた会社員の女性(40代)は「地元のスターという感じでとても誇らしい」と話した。