13日に閉幕した先進7カ国首脳会議(G7サミット)で首脳声明に記された東京オリンピック(五輪)・パラリンピックへの各国首脳による大会支持をめぐり、大会について記された部分は、約70項目あまりのテーマに関する記載があるうち、結びに当たる「結語」の中で、最終文脈にわずか2~3行分にとどまることが14日、分かった。

当該部分は「(略)我々は、そうする中で、より良い回復を確実なものにするため特にG20サミット、COP26、CBD15及び国連総会において他の国々と合流するのを楽しみにし、また、新型コロナウイルスに打ち勝つ世界の団結の象徴として、安全・安心な形で2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を開催することに対する我々の支持を改めて表明する」というもの。声明文書はここで終わっている。

菅義偉首相はサミット閉幕後、取材に「全首脳から大変力強い支持をいただいた」と答えている。