東京都の小池百合子知事は3日、東京・有楽町で、国民民主党の玉木雄一郎代表と参院選(10日投開票)東京選挙区(改選数6)に立候補したファーストの会の荒木千陽代表の応援演説に駆けつけた。

ファーストの会は小池氏が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が国政政党を目指して設立した。小池氏は都議として2期務めた荒木氏の実績を評価し「都民の代表である荒木千陽さんを国会に送って、東京でできた大改革を日本でできるように、皆さんの1票をどうぞお寄せ下さい」と支持を呼びかけた。

玉木氏は政府のこれまでの新型コロナ対策を例に挙げ「(荒木氏の)現場の声がなければ今の体制や仕組みは作れていない。まだまだ不十分なところがいっぱいある。荒木千陽さんに国会に行って直してもらわなければならない」と訴えた。

荒木氏は玉木氏からマイクを受け取り「この選挙には私の政治生命をかけて臨ませていただいております」と強調。「国民のための政治を取り戻すためには、私は知名度ばかりのこの選挙、東京の選挙区から変えさせていただきたい」と話した。

東京選挙区には荒木氏のほか、立憲民主党の蓮舫氏、公明党の竹谷とし子氏、共産党の山添拓氏、自民党の朝日健太郎氏の現職4氏に、アイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバーで自民党公認のタレント生稲晃子氏、日本維新の会の海老沢由紀氏、立民の松尾明弘氏、作家で無所属の乙武洋匡氏らのほか、れいわ新選組の山本太郎代表らが出馬している。

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