チャールズ英国王の次男で、王室を離脱したヘンリー王子(38)は6日、英ロンドンのウェストミンスター寺院で行われた国王の戴冠式に出席した。

ヘンリー王子は軍服ではなく、黒の礼服姿。胸にいくつもの勲章をつけ、王室メンバーの関係者と言葉をかわしながら、寺院に入った。式での席がどこになるかが注目されたが、兄のウィリアム皇太子一家やアン王女ら王室主要メンバーとさほど離れておらず、CNNには最前列のウィリアム皇太子の2列後ろの席に座る様子が放送された。

兄が国王に忠誠の誓いを述べる様子は、目の前で見守った。

式典終了後、国王夫妻がバッキンガム宮殿に戻るための馬車に乗り込んだ際には、ヘンリー王子がその様子を見守っているような様子がCNNで報じられた。

ヘンリー王子は、その後、国王夫妻やロイヤルファミリーらによる馬車の行進には、参加しなかった。

ヘンリー王子は2018年5月にメーガン妃と結婚後、王室を離脱し、家族で米国に渡った。ドキュメンタリー番組や自身の著書で、自身や妻に対する王室の対応を繰り返し批判し、王室メンバーとの確執が伝えられている。