谷川九段が通算1324勝 加藤一二三・九段に並ぶ

谷川浩司九段(18年撮影)

将棋の谷川浩司九段(57)が、歴代3位タイとなる通算勝利1324勝を達成した。17日、大阪市の関西将棋会館で行われた第69期大阪王将杯王将戦2次予選2回戦で高見泰地七段(26)を下した。これで1976年(昭51)12月、中学生でプロとなって以来、積み上げた白星が、同じ中学生でプロとなった加藤一二三・九段(79)に並んだ。トップは、羽生善治九段(48)の1438勝。現役では2位となる。

谷川は83年6月の第41期名人戦で、21歳の史上最年少で名人を獲得。また、95年には7冠全制覇を目指していた羽生善治6冠(当時)の挑戦を退け、王将を防衛するなど、タイトルを計27期獲得している。

谷川は2次予選決勝で、藤井聡太七段(17)対中村太地七段(31)の勝者(26日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で対局)と、挑戦者決定リーグ入りをかけて対戦する。