深刻な低投票率アップなるか「翔んで埼玉」とコラボ

投票率アップに向けて、人気漫画「翔んで埼玉」とコラボした埼玉県選管の啓発チラシ

埼玉県知事選(25日投開票)は18日、選挙戦のラストサンデーを迎えた。自民、公明両党が推薦する元プロ野球選手でスポーツライター青島健太氏(61)と、立憲民主党など4野党が支援する元参院議員、大野元裕氏(55)の事実上の一騎打ち。 自民党と対立を続けた4期目の上田清司知事の退任に伴う選挙戦は、16年ぶりに新人同士の激突。政権与党と野党の幹部が埼玉で舌戦を展開し、国政選挙並みの戦いとなっている。

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埼玉県知事選は07年以降、ここ3回の投票率が20%台と、深刻な低さとなっている。そこで県選挙管理委員会は、映画化もされて大ヒットした人気漫画「翔んで埼玉」とコラボレーション。作品の主人公が「埼玉県民には…!投票に行かせておけ…!!」と叫ぶチラシのほか、登場人物が「海はない…空港もない…だが選挙権はある!」などと訴える動画も作成。「埼玉!?あの知事選投票率前回26・63%の!?」など、自虐感も満載だ。作品の人気に乗って、投票率も翔んで…となるか?