夏初V狙う両校地元備え万全、大がかりPVも予定

履正社・井上(左)と星稜・奥川

夏の高校野球決勝でともに初優勝を目指す、星稜(石川)と履正社(大阪)の地元も、22日の大一番に向けて備えは万全だ。

星稜は、JR金沢駅前からバス40台弱をチャーターし、試合当日の朝5時半から生徒や関係者を乗せて甲子園球場に“ピストン運行”する。受験を迎えるため勉強しなければいけない3年生や、部活動があるなど、どうしても足を運べない生徒のために、大きめの教室でパブリックビューイング(PV)も行う予定だ。学校の関係者は「生徒は、ほとんど行くと思いますが、行けなくて学校にいる子にPVのことを呼び掛けたい」と説明した。

一方、履正社のお膝元の豊中市役所では、第2庁舎1階ロビーで市民向けのPVを行う。大型ビジョンと、観戦用のいす50脚を設置するほか、応援グッズとしてうちわも用意する予定。長内繁樹市長(61)は、甲子園球場で観戦するという。