京急踏切衝突事故に近隣住民「ズドンと大きな音が」

京浜急行の電車がトラックと衝突した事故現場(撮影・狩俣裕三)

5日午前11時40分ごろ、横浜市神奈川区の京浜急行の神奈川新町-仲木戸間の踏切で、下り快特電車(8両編成)とトラックが衝突した。

神奈川新町駅のすぐそばの踏切には、午後4時現在、脱線した事故車両が止まったままだ。踏切近くには衝突したトラックの積み荷と思われる、かんきつ類の箱が山積みされていた。

近隣住民は、「ズドンと大きな音がした。揺れは感じなかったが、とにかく大きな音でした」と事故を振り返った。別の住民は「(電車が)ものすごい警笛を鳴らしているのが聞こえた。電車の人身事故に遭遇したことがあるが、その時のようだった。20分くらいたって外にでたら、黒煙が上がっていて、誰かが爆発の危険があるからと避難をさせているのが見えた。乗客も電車を降りて避難していた」と話した。

また駅近くの職場で働く男性は「音は聞こえなかったけど、自転車で外に出たら煙が上がっていた。それが黒煙だったので普通の火事ではないと思った」とし、「京急の快速は速度が速いとは思うけど、他と比べても速すぎるとは思わない」と電車の速度について話した。