ファッション通販サイトZOZOTOWNを運営するZOZOが、台風15号の被害を受けた千葉県の支援のため、創業者の前澤友作前社長（43）が12日の会見で着用したTシャツを販売し、7986枚売れたことが26日までに分かった。Tシャツは1枚2020円で、販売総額1613万1720円は千葉県に全額寄付する。15日のプロジェクト立ち上げから20日までのZOZOTOWNの売り上げの1％を寄付する企画分を加えた支援金総額は、7054万561円に上った。

Tシャツは、12日のヤフーとの資本業務提携契約会見の席上で前澤氏が着ていたもので、胸に「Let’s　Start　Today」と書かれている。1998年（平10）に同氏が創業した際の名称で、18年10月まで社名としていた「スタートトゥデイ」を英語にした、こだわりの品だ。

関係者によると当初、ZOZOは売り上げの1％を寄付する企画を進めてきたが、会見を開いた12日だけで800枚も売れたTシャツの売り上げも全額、寄付することを決めたという。前澤氏が15日に鋸南町をお忍びで訪れて、ボランティア活動をしたことも後押しとなったか、翌16日にはTシャツの販売枚数が5000枚を超えたという。【村上幸将】