藤井七段、5戦全勝ターンなるか 名人戦順位戦

対局に臨んだ藤井聡太七段(右)、宮本広志五段(撮影・松浦隆司)

将棋の第78期名人戦順位戦C級1組5回戦、藤井聡太七段(17)と宮本広志五段(33)戦が15日、関西将棋会館で行われた。各10局を戦う順位戦C級1組は今期38人が参加し、上位2人がB級2組へ昇格する。藤井はここまで4戦全勝。前半戦の折り返し時点となる5回戦で全勝ターンを狙う。

先後は事前に決まっており、午前10時、お互いに深々と一礼し、対局が始まった。先手の藤井は7六歩と角道を開けた。宮本は3四歩と角道を開けた。両者の対戦成績は藤井の2戦2勝。

名人挑戦者を決める順位戦は最上位のA級からC級2組までの5クラスに分かれ、約1年間にわたってリーグ戦を行う。A級の優勝者が名人挑戦者となり、各組上位者が上のクラスに昇級する。藤井は前期、B級2組昇級を逃し、再チャレンジ中だ。

持ち時間は各6時間となる。夜遅くの決着となる。