エヴァ会社脅迫男とみられるSNSに京アニ暴言も

「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズを制作するアニメ制作会社に対し、ツイッターで「死ね」などの投稿をしたとして、警視庁は16日までに、脅迫と威力業務妨害の疑いで岡山市の無職犬飼典昭容疑者(35)を逮捕した。逮捕日は15日。

犬飼容疑者のものとみられるツイッターアカウントには、プロフィルで「エヴァンゲリオンの版権者」と自称するなど、不可解な書き込みが散見された。7月7日にはシリーズを生み出した、庵野秀明監督を名指しして「死ね」とツイートしていた。

京都アニメーション放火事件が発生した7月18日には「京都アニメーション リアル炎上商法ですか?」とツイートした揚げ句、庵野監督と出版元のKADOKAWAを名指しして「角川と庵野に対して忠告 京アニみたいな事にならないと良いな」と、放火をにおわせるようなツイートまでした。その上で「エヴァの版権勝手に使用した罪は俺たち家族は許す気はない」と、意味不明なツイートもしていた。

犬飼容疑者は、警視庁高井戸署に15日に逮捕されるまで、ブログやツイッターで意味不明な投稿を繰り返していた。11日には「エヴァンゲリオン」シリーズの版権は自らが持っている主張した上で「1996年~2018年度までにVHS・LD・DVD・Blu-ray グッズ・ゲーム・CD・トレカ・プラモ・フィギュア スマホ・携帯ダウンロード販売 ネットゲーム 映画の配給 テレビ放映権料 海外放送権料 映像使用料 ダウンロード販売 ストリーミング配信 レンタル契約料 USJのアトラクション使用 NETFLIXとの契約 資料は全部出して必ず全額払え」とブログにつづった。

さらに「関東のクズ達がたくさん死にますように」「ついでに名古屋の臭い人達もたくさん死にますように」などと、不穏当なツイートをしていた。