雲の合間から虹「天照大神のおかげ」即位の礼で驚き

皇居周辺にかかった虹(松野泰己さん撮影)

「即位礼正殿の儀」はネットでも注目を集めた。ユーチューブの首相官邸チャンネルと政府インターネットテレビで、初めてネット中継された。ユーチューブ再生回数は22日午後8時半現在、約70万回に上った。

また儀式が始まった午後1時ごろから、皇居がある東京都千代田区などで雨が上がり、雲の合間から青空ものぞき、虹も見えた。ネットに虹の写真の投稿が相次ぎ、ツイッターでは「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」や「天照大神」などがトレンド入りした。

「天叢雲剣」は後に三種の神器の1つ「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」と呼ばれるようになったとされ、雲を呼び、雨を降らせるともいわれる。伝承をほうふつとさせる天候に、ネットで「縁起物」「天照大神のおかげだ」「神話ストーリーそのまんま」「伝承にあるような現象が起こるロマンチックな話」などと、驚きの声が上がった。