小池知事が二階幹事長と面会「お励ましを頂いた」

定例会見に臨む小池百合子都知事(2019年12月13日撮影)

東京都の小池百合子知事は24日、自民党本部を訪れ、二階俊博幹事長と面会した。終了後の取材に、二階氏からの言葉として「東京都としてよくやっているねという話で、お励ましをいただいた」ことを明らかにした。

「幹事長には今年も、国関係で大変お世話になった。来年はいよいよオリンピック・パラリンピックでもあり、また国の方のさまざまなご支援をということで、お願いにまいった」と、面会の目的を述べた。

二階氏は小池氏と近く、来年の都知事選への再選出馬が確実視される小池氏が出馬を表明すれば、支援する意向を示している。一方で、都政で小池氏と対立する自民党都連は、小池氏ではない独自候補の擁立を目指しており、「党内ねじれ」の状態だ。

23日には都内で、都議会自民党のパーティーが開かれ、自民党都連幹事長の高島直樹氏が「都民の皆さんのために頑張る素晴らしい知事候補を擁立し、必ず都政を奪還したい」と、小池氏をけん制。一方で、同じようにあいさつに立った二階氏は「東京の選挙は国政にも重要な方向性を決める重大な選挙。一緒に頑張りましょう。よろしいか」と、ハッパを掛けるにとどまった。

都議会自民党のパーティー翌日に二階氏を訪問した小池氏。あらためて、二階氏との太いパイプを示す形となった。