東京五輪を出演辞退のドミンゴ代役の歌手が決定 

プラシド・ドミンゴ

世界3大テノール歌手の1人、プラシド・ドミンゴ(78)が出演辞退した2020年東京五輪・パラリンピックの公式文化プログラムに、イタリア出身の女性ソプラノ歌手アンナ・ピロッツィとウルグアイ出身の男性バリトン歌手アーウィン・シュロットが出演すると24日、大会組織委員会が発表した。

2人は来年4月、ドミンゴが共演予定だった歌舞伎俳優の市川海老蔵と共演する。

ドミンゴは8月にセクハラ疑惑が一部で報じられことを受けて、米ロサンゼルス・オペラの総監督を辞任。「自分の名前をクリア(潔白)にするための活動は続けるが、辞任して公演をキャンセルする」との声明を発表した。

また、11月に東京五輪・パラリンピックの公式文化プログラムを出演辞退。「慎重に考慮したうえで、参加しないことを決断した」などとコメントしていた。