東京マラソン観戦禁止も検討へ ボランティアは縮小

新型コロナウイルスによる感染拡大を受け、東京マラソンが一般ランナー抜きで行われることが決まったことを受け、ボランティアの配置も大幅に縮小されることが17日、分かった。

主催の東京マラソン財団によると、ボランティアの人数は関連イベントを含めて1万1000人。いったん、ボランティア全員のエントリーをキャンセルする。一般ランナー同様、救済策の一環として、21年のボランティアへのエントリーが可能となる。

今年のボランティア配置については、リーダー格のボランティア約1000人に限り、参加の意思を確認した上で、実際に配置するかどうかを検討していく。

大幅縮小の予定から、意思確認したボランティアの意向が反映されるとは限らない見込みで、実際、配置されるボランティアは1000人を下回るとみられる。今後、準備が整い次第、一部ボランティアに対する参加の意思確認作業が行われる。

また、東京マラソンは人気マラソンとして知られ、毎年多くの人が沿道に詰めかけている。財団担当者は沿道の観客への観戦自粛や禁止を求める可能性について「検討させていただき、決定次第、あらためてお答えさせていただきます」と話し、否定しなかった。