「緊急事態宣言」北海道、市場店員は手持ち無沙汰

新型コロナウイルス感染拡大を受けて、知事が「緊急事態宣言」を出し、週末の外出を控えるよう呼びかけた北海道では2月29日、土曜日ながら閑散とした光景が広がった。札幌市内は人通りも少なく、さまざまな場所に消毒液が設置され、臨時休業を知らせる掲示も目立った。

観光客に人気の札幌の二条市場は客もまばらで、マスク姿の店員たちが手持ち無沙汰な様子。海産物店従業員の大橋清隆さん(44)は「客が減ると思い、仕入れを減らした」。

普段の週末は家族連れでにぎわう札幌の大型商業施設「サッポロファクトリー」は一部店舗を除き、29日と3月1日の2日間、臨時休館とした。道内の東急百貨店やファミリーレストラン「ガスト」でも、営業規模縮小や臨時休業の動きが相次いだ。

観光客に人気が高い旭川市の旭山動物園は、屋内イベントこそ中止したが、屋外展示が多いなどとして、感染防止対策をしながら営業を続けている。「開いているか」などの問い合わせはあるが、団体ツアーはほぼなくなり、個人の来園客も少ないという。今のところ営業を続ける方針だが、職員の感染が判明した場合などには休園にする。