映画館各社コロナ対策 座席間隔を空けて販売も

シネマコンプレックスなど映画館各社も、新型コロナウイルス対策に乗り出したり、影響を受けている。全国で19劇場の109シネマズを展開する東急レクリエーションは、チケットを原則1席ずつ空けて販売することを決め、6日から当面の間実施する。

担当者によると、観客からどんな対応を取っているか問い合わせも入ってきており、少しでも不安がなくなるようにと、観客同士の間隔も広げることにしたという。

全国で91劇場のイオンシネマを展開するイオンエンターテイメントは、午後8時以降のレイトショーの上映を6日から当面の間、休止することを決めた。劇場の多くが入居するイオンモールが、新型コロナウイルスの感染防止のため営業時間を約4時間短縮し、午前11時~午後8時としており、同モール以外の劇場も含め、一律でレイトショーを休止することにした。

各社はほかにも、体調不良になった人へのチケットの払い戻しや、ブランケット貸し出し休止などの対応も取っている。

現在、映画館も閉鎖されている中国・北京ではこのほど、再開のガイドラインが発表された。再開する場合の条件として、共用スペースは1日複数回の消毒、チケットは1席ずつ間隔を空けて販売、客と従業員にマスク着用と体温測定の義務づけ、客はチケット購入時に個人情報や鑑賞作品名、座席番号などを登録、など厳しい内容が示されている。