8月の長岡花火大会中止「終息」祈願し数発打ち上げ

新潟県中越地震関連 長岡市内の民間企業有志が震災の「犠牲者への追悼の意と復興への心意気」を込めて、市内でカウントダウン花火が打ち上げられた(2004年12月31日撮影)

新潟県長岡市は10日、8月2~3日に開催予定だった日本3大花火の1つ長岡まつり大花火大会の中止を発表した。同大会は市民や客と、映像等を通じて一緒に慰霊、復興、平和を祈願する大会。

ホームページ(HP)によると、新型コロナウイルスの感染拡大により多くの人々の生命、健康そして生活、経済に甚大な被害を及ぼしており、収束の時期、ワクチンや治療薬の開発の時期等が見通せない状況などが理由だという。

HPによると花火大会は中止するが、長岡まつり期間中の8月1~3日に「慰霊、復興、平和の花火」「新型コロナウイルスの終息を祈願する花火」を打ち上げたいと考えているという。市民には「趣旨にご理解をいただき、それぞれの場所で、密集することなく静かにご覧いただければ幸いです」と呼びかけている。

来年の開催に向け「2021年の長岡まつり大花火大会では、コロナウイルスの危機を克服し、元気にはばたくフェニックス花火など例年以上の花火を見ていただきたいと思います。引き続きのご支援、ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします」とコメントした。