ぬれ煎餅、まずい棒で赤字危機脱出/銚子電鉄の奇跡

銚子電鉄の「ぬれ煎餅」(公式HPから)

「電車なのに自転車操業」と言ってはばからず、「マズイんです! 経営状況が…」と「まずい棒」を売り出すなど自虐ネタで知られる銚子電鉄(千葉県銚子市)が新型コロナウイルスの直撃で、本当にマズイ状況になっている。

観光客が8割を占める鉄道は閑散。もうひとつの柱である「ぬれ煎餅」や「まずい棒」も観光客激減で大苦戦。ユニークな企画で経営危機に立ち向かってきた銚電が大ピンチだ。

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◆2006年 当時の社長の1億円を超す横領が発覚。国交省の監査も入り、老朽化した線路、踏切の改善を命令された。5000万円を超す資金が必要となったが、横領事件があった赤字会社に銀行融資は望めず、絶体絶命となった。最後の手段として「ぬれ煎餅を買って下さい。電車の修理代を稼がなくちゃいけないんです」とインターネットに書き込んだところ、拡散。爆発的な売り上げを記録し、経費をまかなうことができた。

◆2018年 東日本大震災以降、観光客が減少し、収入の7割をぬれ煎餅に頼るようになった。しかし、ぬれ煎餅が販売不振に陥り、赤字に転落した。「このままではマズイ」と、会社の命運をかけて「まずい棒」を製作。販売を開始したところ、自虐ぶりが受け、200万本を超える大ヒットスナック菓子となった。