ライブ・エンタメ業界の売上6900億円消失見通し

新型コロナウイルスによって、ライブ・エンターテインメント業界の売り上げが6900億円を消失する見通しとなったと、ぴあの矢内広社長が29日、明らかにした。

日本記者クラブでオンライン会見した矢内氏は、5月末までに19万8000の公演・試合が中止等で売り上げゼロになり、総額は3615億円となったと明かした。6月以降、プロ野球が開幕し、Jリーグが再開されるが、当初は無観客。その後もソーシャルディスタンスを考慮した入場となるため、来年1月までの1年間では23万4000の公演・試合の売り上げがゼロ、もしくは減少し、総額6900億円に達すると推計した。音楽、コンサート、演劇・ミュージカル、スポーツなどからなるライブ・エンタメ業界の年間入場料売り上げは9000億円(19年)で、その77%が消失することになる。

矢内氏によると、第2波、第3波を想定していない期待値だという。「内部留保があり、自己資本が充実している業者は少なく、裾野は中小、フリーランスに広がっている。ノウハウ、スキルを持った人材が廃業、流出する」と危機を訴えている。