東京銀座「もの繋ぎプロジェクト」ついに100社目

「もの繋ぎプロジェクト」に参加し、物々交換で「完全オリジナルネクタイ」を提供した高級スーツ店「銀座英國屋」。右が「もの繋ぎプロジェクト」発起人の「木挽町よしや」斉藤大地さん

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた東京・銀座を盛り上げようと、銀座の店舗や企業が商品を物々交換し、SNSで紹介し合う「もの繋ぎ(つなぎ)プロジェクト」が、物々交換100社目記念で、オリジナルチャリティーグッズを発売する。Tシャツ1990円(税抜き)やトートバッグなど3点で、14日から銀座・ユニクロTOKYO店で販売される。

発起人の老舗和菓子店「木挽町よしや」斉藤大地さん(34)によると、99社目のチャリティーグッズのデザイナーから100社目のユニクロTOKYO店に、グッズデザインが「物々交換」される形を考案した。販売収益の一部をプロジェクト参加全100社連名で、銀座の店舗を取りまとめる「全銀座会」に、いったん年内に寄付する。斉藤さんは「少しでも銀座のためになれば」と話している。

「もの繋ぎ-」は4月、「よしや」のどら焼きから物々交換を開始。レストラン「煉瓦亭」や文具店「鳩居堂」といった老舗から日産自動車などの大手企業も参加した。斉藤さんは「これほど輪が広がるとは。きずなが強い街だと実感しました」と驚く。さらに「『もの繋ぎ-』は予定通り、コロナ収束までやり遂げます」と話している。