小沢一郎氏「深い悲しみ」”七奉行”渡部恒三氏悼む

小沢一郎氏(右)と渡部恒三氏(2011年5月24日撮影)

国民民主党の小沢一郎衆院議員は、渡部恒三元衆院副議長が亡くなったことを受けて24日、事務所を通じてコメントを発表した。「突然の訃報に接し、深い悲しみを覚えます」と悼んだ。

岩手が地元の小沢氏は、福島出身の渡部氏について「渡部先生とは最初の当選の時から同じ東北出身ということで意気投合し、その後も田中派で行動を共にした間柄」とした上で、09年の民主党政権実現を念頭に「『政権交代』も共に力を合わせて実現した大切な仲間の一人であります」と、振り返った。

「本当にユーモラスで人間味あふれ、誰からも愛される魅力的な政治家でありました。心より御冥福をお祈り申し上げます」と、結んだ。

小沢氏と渡部氏は、自民党旧竹下派の有力政治家7人を指した「竹下派七奉行」のメンバーでもあった。渡部氏の逝去で、「七奉行」といわれた政治家の中で現在も健在なのは、小沢氏だけとなった。