小泉氏温室効果ガス排出ゼロ「身が引き締まる思い」

小泉進次郎環境相(2020年9月17日撮影)

小泉進次郎環境相は27日の閣議後会見で、菅義偉首相が26日の所信表明演説で、2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロにすると述べたことについて「日本の環境先進国復権に向けて大きな1歩を踏み出した。身が引き締まる思いだ」と述べた。

これまで、2050年までの排出ゼロに向けて、目標の引き上げに尽力してきた立場として、感想を問われ「中では合意に至ったとしても、政治は最後の最後までどんでん返しがあるケースがある。本当に総理の口から国会で宣言がされるまで、本当に最後まで運びきることができるかという気持ちでいた」と振り返った。

「(環境相)就任以来、国内外で強く批判されることもあった。絶対にこれは、石炭政策の見直しとともに必要だと思ってきた。すべてがここに1本につながってきた。感慨深かったですね」と述べた。

その上で「政権の中核に環境省の取り組んでいることが位置づけられた。責任を果たしていくことは大変重い責任になる。省庁一丸で取り組んでいきたい」と話した。