藤井2冠に敗れた中村七段「複雑な将棋を楽しめた」

第79期名人戦順位戦B級2組の最終戦に臨んだ藤井聡太2冠(右)、中村太地七段(日本将棋連盟提供)

将棋の第79期順位戦B級2組最終一斉対局が10日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」と大阪市「関西将棋会館」で行われた。大阪で藤井聡太2冠(王位・棋聖=18)と対局して敗れた中村太地七段(32)は終局後、「(藤井2冠との)対局を楽しみにしていた。その中でしっかり準備して臨め、複雑な将棋を楽しめた。結果が出なかったのが残念」と振り返った。

今期の順位戦は6勝4敗。「内容的にうまく指せない将棋が印象に残っている。実力をつけて来期、出直したい」と話していた。