日本マリン事業協会が12日、都内で会見を行い、コロナ禍でのマリン市場動向や、今年のボートショーについて説明した。
同協会によると、新型コロナウイルスの感染拡大により昨年はアウトドア志向が加速し、「海で非日常を体感したい層」が急増したという。それを指標として表現するかのように、昨年6月以降のボート免許取得者数が6カ月連続で前年を大きく上回り、累計平均で146%を超えた。
また、モーターボートなどの出荷金額こそ約1805億円と対前年比77%にとどまったものの、モーターボートや水上バイク、船外機の国内市場金額は約271億円(同102%)と微増した。活況な市場動向を受け、「将来はファミリーで気軽に楽しむボートレジャーにしたい」とした。
現在のボート市場は50代以上の男性富裕層が8割を占める。楽しめる層を少しでも拡大するため、今年で60回目を迎える「ボートショー」は初めてリアルとバーチャルの2段構えにした。
バーチャルサイト会場は4月1~30日の午前10時から午後7時まで。最高価格15億円のクルーザーなど約90隻のボートやヨットなどをはじめ、マリン用品や航海計器、リゾートホテルなども出展するリアルなショーは4月15~18日、横浜市の「横浜ベイサイドマリーナ」で開催される。いつでもどこでも、コロナの心配もないバーチャルと、実際に見たり体験することができるリアルの相乗効果に期待している。
会見には、4月から2年間の任期でマリンアンバサダーを務める女優の杉浦琴乃も参加した。5年前にはミス日本「海の日」にも輝いている。「枠や概念にとらわれない新しいアンバサダーとして、イベントの構想などから携わって盛り上げていきたい。五感で海を感じ、愛する思いや魅力を伝えたい」と抱負を語った。