東京都の小池百合子知事は20日、都庁での東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議で専門家らと意見交換後に取材対応し、若年層も油断できないことを強調した。
「今週報告された死亡者数は38人。そのうち40代、50代のかたが5人も亡くなっている。働き盛りの方が亡くなるということですから、今の流れは厳しいということを理解いただきたい」
新規感染者も20代が一番多く全体の30・5%、30代を含めると約5割を占める。専門家からは従来株から感染力の強い変異株「N501Y」が全体の約75%となり完全に主体が入れ替わったことも報告され、行動範囲が広い世代が家庭などに持ち込み、感染を拡大させる大きな要因ともなっている。
「N501Y」は従来株に比べて感染力が1・3~1・9倍と言われている。さらにインドから入った変異株「L452R」も少しずつ確認されている。
東京都iCDC専門家ボードの賀来満夫座長も「伝播率が高く、これまでの対策では抑えきれない可能性がある。マスクをどう付けるか、外すタイミング、人流の抑制だけでなく、個人の対策も高めないといけない」と警鐘を鳴らした。
東京都は20日、新たに843人の感染確認を発表した。