上野の双子パンダすくすく 小柄だった雄も大きくなり、雌と同じ体長に

東京・上野動物園の双子のジャイアントパンダ。左が雄、右が雌。7月31日撮影(東京動物園協会提供)

東京・上野動物園は3日、双子のジャイアントパンダの赤ちゃんについて近況を報告した。これまで雌に比べてやや小柄だった雄が、7月31日時点では体長が雌と同じ32センチだった。体重も1525グラムまで成長し、雌の1647グラムに近づいている。

赤ちゃんたちは、母親シンシンが1頭の世話をしている間、もう1頭は保育器で飼育管理され、5日程度で入れ替えられている。母親に抱かれている時は乳房から母乳を飲み、保育器内では人工乳を飲んでいる。

シンシンは、産室内で元気にすごしながら、落ち着いた様子で子育てしている。赤ちゃんが大きくなってきたため「子どもから離れて採食や排せつを行うことが増え、休息時も子どもを抱えない様子が見られるようになってきました」という。