「岸田に任せるかどうか」就任後初の街頭演説に拍手と歓声 参院静岡補選

岸田文雄首相は就任後、初の街頭演説で聴衆の大歓声で迎えられた(撮影・大上悟)

岸田文雄首相は7日午後、就任後初の街頭演説を静岡市のJR静岡駅南口で行った。この日告示の参院静岡選挙区補欠選挙(24日投開票)の自民党公認候補の応援に駆けつけた。

次期衆院選(19日公示、31日投開票)へ向けて「岸田に任せるかどうか。これをご判断いただかなくてはなりません。岸田に任せられる、という意思をいただき、経済対策、コロナ対策を実現する」などと訴え、歩道を埋めた数百人の聴衆から大きな拍手と歓声があがった。

演説後には静岡市清水区を訪れ、岸田派の前事務総長を務めた故望月義夫元環境相の墓前に献花し、両手を合わせた。2019年12月に死去した望月氏は岸田氏の最側近で「岸田文雄を首相に」と支え続けた。だが、がんを患い、享年72歳で世を去った。存命中に果たせなかった首相就任を報告した岸田氏は、衆院総選挙へ突き進む。