参院補選で自民は山口勝利も静岡で敗退、2議席確保ならず衆院選に影響必至

自民党参院議員2人の辞職に伴う参院山口、静岡の両選挙区補欠選挙は24日、投開票され、接戦となった静岡補選は無所属で元県議の山崎真之輔氏(40=立民、国民推薦)が当選確実となった。自民の若林洋平元御殿場市長(49=公明推薦)、共産党の鈴木千佳氏(50)は及ばなかった。

山口補選は比例代表から転出した自民前職の北村経夫元経済産業政務官(66=公明推薦)が、当選を確実にした。共産党の新人の河合喜代元県議(61)、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の新人でネット評論家のへずまりゅう氏(30)は及ばなかった。

山口は衆院選にくら替え出馬した自民林芳正氏の議員辞職に伴うもので、静岡は6月の知事選に立候補して敗れた自民岩井茂樹氏の議員辞職に伴う補選。2議席確保が絶対条件だったが、1議席を落とした。補選は岸田文雄首相の国政選挙初陣で、静岡は就任直後の初遊説で7日に応援に入り、21日にも再応援に入っていた。31日投開票の衆院選への影響は避けられそうにない。