安倍派発足、旧竹下派は茂木会長、石原派は存続の危機 自民派閥の再編進む

自民党の派閥再編の動きが加速している。11日、最大派閥の細田派は所属議員による総会を党本部で開催した。安倍晋三元首相が派閥復帰し、細田博之会長の衆院議長就任で会長辞任を受け、後任に就任することが決定。安倍氏を領袖(りょうしゅう)とする最大派閥「安倍派」が正式に発足した。安倍氏は、12年9月に党総裁就任に伴い、細田派前身である町村派から離脱し、無派閥だったが、派閥復帰と会長就任の声が高まった。安倍新会長は「次の世代に誇りある日本を引き継いでいくために皆さんと力を尽くしていきたい」などと語った。

他派閥も再編へ動いた。茂木敏充幹事長は11日、所属する旧竹下派の会合で「派閥会長に就いて欲しい、との声が出て、私が会長予定者になった」と語った。旧竹下派は、会長を務めた竹下亘元復興相が7月に政界引退し、9月に死去したことで茂木氏が会長代行を務めていた

石原伸晃元幹事長が率いた石原派は存続の危機だ。衆院選で落選した石原氏は、この日の派閥会合で「バッジをなくしたので、石原派は今日をもって幕を下ろさせていただきたい」と表明した。衆院選で3人が落選し7人となったことで、派閥継続は険しい。石破茂元幹事長を中心とした石破派も15人から12人となり、今後は他派閥への合流や、取り込みが激化することは避けられない。【大上悟】