オミクロン株拡大のNY、年末までに3回目ワクチン接種で100ドル贈呈

新たな変異種オミクロン株の拡大に警戒が高まっている米ニューヨーク市で21日、年末までに3回目のワクチン接種を行った人に100ドルを贈呈することが発表された。コロナ禍初期の感染爆発で多くの犠牲者を出したニューヨーク市では12月に入って新規感染者が急増し、ブロードウェーミュージカルの休演が相次ぐなど影響が広がっている。

米疾病対策センター(CDC)によると、12日から18日のニューヨーク州と隣接するニュージャージー州の感染者の92%をオミクロン株が占めていると推定されることが発表されており、クリスマスを前に昨年のデジャブがよみがえり、検査場に多くの人が並ぶ様子も伝えられている。

米国では追加接種を終えた人は接種者の18・4%しかおらず、デルタ株を逆転してオミクロン株が主流になる中、3回目の接種を促すことが急務となっている。「追加接種することでより安全を感じ、よりよい気分になり、同時に少しばかりの元気をポケットに入れることができる」とデブラシオ市長はコメントしている。

ニューヨーク市では今年7月に未接種者に接種を促すため、市運営の特設会場で新型コロナウイルスのワクチン接種を初めて受けた市民全員に100ドルを贈呈する施策を行ったこともある。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)