兵庫県と鳥取県の県境にある氷ノ山(ひょうのせん)(1510メートル)で30~70代の男性登山者5人が遭難した事故で、兵庫県警宍粟署は28日、下山していた4人を県警のヘリコプターが発見し救助したと発表した。大雪の影響で遭難した可能性があり、残る1人の60代男性の行方がわかっていない。県警は捜索をいったん打ち切り、29日午前9時に再開する予定。
兵庫県警によると、5人は奈良県や大阪府などの会社員。25日から1泊2日でキャンプをするために登山していたとみられ、帰宅しないことを心配した家族が27日午前10時半、110番した。県警は10人体制で捜索したが発見に至らず、28日午前9時から消防と合同34人体制で捜索を始めた。午後1時35分、4人を発見した。
兵庫県たつの市の西はりま消防本部によると、救助された4人は病院に搬送された。意識はあり、歩ける状態で会話もできるという。27日午後6時35分に、遭難した5人のうちの1人から「5人で入山して遭難した。4人で下山している」と119番があったという。
強い寒気の影響で、近畿地方北部では雪が降り続いた。5人が遭難した現場から近いとみられる「ばんしゅう戸倉スキー場」(宍粟市)では27日から積雪が約120センチとなっていた。【沢田直人】