囲碁の史上最年少プロ、仲邑菫二段が13歳になって初めての国内棋戦で、現役女流タイトル保持者から初勝利を挙げた。
10日、東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で打たれた第33期女流名人戦挑戦者決定リーグ戦で、上野愛咲美女流棋聖(20)に黒番(先手)中押し勝ちした。上野とは過去3戦3敗。昨年の女流名人戦では予選決勝で敗れ、挑決リーグ入りを阻まれていた。
終局後、「初めて公式戦で勝てたのでうれしいです。(内容は)そんなに悪い時はなかったみたいで、よかったです」と話した。
今月2日に13歳になったばかり。12歳最後の対局(2月28日、本因坊戦予選B、寺山怜六段=31)に次いで、13歳初戦の国内棋戦も白星で飾った。
藤沢里菜女流名人(23)への挑戦権を争う今期のリーグは参加7人のうち、5回戦を終えて全勝がいない。星のつぶし合いとなっている。初参加の仲邑は、謝依旻(しぇい・いみん)七段(32)とともに3勝1敗でトップに立っている。
来週17日、仲邑は牛栄子四段(22)と対戦。最終局は向井千瑛六段(34)と戦う。残り2局に向け、「今までと変わらず自分の力を出せるように、精いっぱいやりたいです」と語った。