小泉進次郎氏、神奈川県連会長就任が正式決定、4月1日から2年「地元から背中押してもらった」

自民党神奈川県連会長に就任することが正式に決まり、記者会見する小泉進次郎衆院議員

自民党神奈川県連は26日、横浜市内で会合を開き、新しい県連会長に小泉進次郎前環境相(40)を就任させることを正式に決めた。任期は4月1日から2年。

次期県連会長として、あいさつに立った進次郎氏は「多くの方に『(県連会長職を)受けるとは思わなかった』といわれたが、地元から背中を押してもらった。いろんな縁が今、この場所に立たせてくれた」と明かした。その上で、元高校球児らしく、野球のチームプレーの重要性に言及。「私は地元のことは分かっても、神奈川県全体のことはよく分からない。分からないことはぜひ、教えてほしい。私の分からないことをぜひ、カバーしてください」と、地元の議員らに呼びかけた。

記者会見では「チームの1人1人が強みを生かし、全員が総力を発揮し持てる力を最大限に発揮できる、チーム力が上がるような日本一結束力の固い県連にしたい」と述べ、新たな立場での仕事に意欲を示した。

前県連会長だった小此木八郎氏が、昨年の横浜市長選に出馬するために辞任した後は代行者が務め、これまで正式な県連会長職は「空席」になっていた。今回、進次郎氏以外に次期県連会長に立候補した人はいなかった。

進次郎氏は昨年、環境相を退任し、現在は自民党の福田達夫総務会長のもとで総務会長代理を務めている。今夏には今年最大の政治決戦・参院選が控えるが、自民党は神奈川選挙区に2人を擁立する方針。県連会長として手腕が試される機会は、すぐにやってくる。