EUがロシア産石油の輸入禁止、年内に90%が停止へ ミシェル大統領「ロシアへの最大の圧力」

ブリュッセルで開かれたEU首脳会議(ロイター)

欧州連合(EU)は30日、ブリュッセルで首脳会議を開き、ウクライナに侵攻したロシアへの追加制裁として同国産石油の輸入禁止で合意した。全面禁輸に反対するハンガリーへの妥協案として、同国などが利用するパイプラインを通じた輸入を禁輸対象から当面除外するが、年内に90%の輸入が停止される見込みだ。ロシアにとってEUは最大の石油輸出先。禁輸措置は当面、全体の3分の2を占める、タンカーで輸入される石油に適用。さらにドイツとポーランドが使用するパイプラインを年内に止める。ロシア経済やプーチン政権に大きな打撃となる。EUのミシェル大統領はSNSで「ロシアへの最大の圧力」と述べた。

一方、トルコのエルドアン大統領は30日、プーチン大統領と電話会談。ロシアとウクライナに国連を加えた会談を呼び掛けた。ロシア大統領府によると、プーチン氏は、対ロ制裁が解除されれば大量の穀物と肥料を輸出に回し食料危機回避に貢献できると主張した。

東部ルガンスク州の全域制圧を狙うロシア軍は、ウクライナ軍の最後の拠点セベロドネツクに部隊を突入させ、市街戦が本格化した。南部では、ロシアが制圧を宣言したヘルソン州でウクライナ軍が反撃した。