即席麺やアイスも…止まらない値上げラッシュ、今年値上げの食品が1万品目超える見通し

調味料が陳列されたスーパーの棚(撮影・沢田直人)

調味料や即席麺にアイス。身近な食料品などの値上げラッシュが止まらない。民間の調査会社・帝国データバンクは1日、食品主要105社を対象にした調査で、22年に値上げをする食品が1万品目を超える見通しとなっていることを公表した。

帝国データバンクによると、加工食品が最も多く、4288品。各品目の価格改定率は平均で13%。7月以降も値上げが続くといい、約4500品目が値上げをする予定だという。価格引き上げの背景には、原油高に伴う包装資材や容器、物流費の高騰や円安による輸入コストの上昇が考えられるという。

大手の食品メーカー各社は1日から値上げを始めた。「味の素」はうま味調味料やパスタ入りの即席スープなどの商品を出荷分を約2~13%値上げする。ロッテは「雪見だいふく」や「モナ王」などのアイスの希望小売価格を5・5%~8・7%順次引き上げ。永谷園はお茶漬けやふりかけ、即席みそ汁などの市販用商品を約5~9%値上げする。「さけ茶漬け6袋入」は238円(税抜き)から250円となる。

家庭への影響も大きく、消費者からはため息がもれた。東京・新橋のスーパーで買い物を終えた、飲食店を経営する40代の女性は「ウイスキーとかの洋酒が高くなった。お客さんに負担してもらうか、お店の利益を減らすかのどっちかしかない」と話した。大学生と中学生の子どもを持つ50代の女性は「食費がかさむようになったので、セールの日を狙っています」。葛飾区で1人暮らしをしているという20代の男性は「野菜とか果物も高くなっているので、節約していくしかないですね」と嘆いた。