太田光「自民党内で石破さんの力は確実に弱まってる」に石破茂氏「ふふん」

太田光(2022年5月撮影)

爆笑問題太田光(57)が10日、TBS系選挙特番「選挙の日2022 私たちの明日」(午後7時57分)にスペシャルキャスターとして生出演。自民党石破茂元幹事長(65)と中継を結んだ。

太田は、憲法9条改正における自民党内の考えについて「投票前に『いろんな意見があった』と言えば聞こえはいいが、あやふやだったという見方もできる」と石破氏に問うと、石破氏は「それは太田さんの言うとおり。憲法改正でも、どこをどう変えるのか。それによって日本はどうなるのか。プラスとマイナスがあることについて詰めた議論があったかというと、私はそれが十分だったと思っていない」と述べた。

太田の「選挙の前に一本化するべきだったのでは」との質問には、「それをやるだけの時間がなかった。あやふやな方が、選挙にどっちの意見も取り入れられますよと。どっちの票もいただきたい。あえて曖昧なまま突っ込むというのも、選挙戦術としては、あり」と率直に語った。

また国会議員の1人1人が憲法改正について自身の主張を持つべきとし「9条にかかわらず、憲法についてしっかり語れなきゃダメと。改憲政党であるわが党はちゃんとしなきゃいかん。『何だか知らないけど改憲だ』なんて、そんなことがあってはダメ」とも話した。

太田から「でも、自民党内で石破さんの力は確実に弱まってますよね」と突っ込まれると、石破氏は「ふふん」とニヤリ。「石破さんの意見が通るかどうかが国のあり方に関わってくる。それをやってくれるんですか」との質問には、「それをやるために政治家やっているのであって、それができないなら、こんなにお騒がせな仕事は辞めた方がいい」と言い切った。