社民党の福島瑞穂党首(66)が11日、都内の参議院議員会館で会見を開き、公職選挙法が定める政党要件を維持したことを報告した。午前10時段階で一部、開票は残っているが、社民党の得票率は2・38であると明らかにした上で、今回の選挙戦では若い世代や女性が、支援の輪に加わった手応えを強調。「若い女性、世代の声を受け止め、社民党を刷新し、次の世代を育てやっていきたい」と“新生社民党”作りに取り組んでいく考えを示した。具体的には、23年に予定される統一地方選に若い世代、女性の公認候補を擁立していく考えを明らかにした。
福島党首は、今回の参院選の中で「大学生、大学院生がマイクで発言し、ボランティアで活動してくれた」と従来の支持層のシニア層に加え、若い世代と女性の支持層が拡大した手応えを口にした。憲法9条を守るという党の基本政策への支持も、これまでは中高年が多かったが「今回は若い女性から、憲法9条を守ってくださいと言われた」と説明した。
街頭演説でも、前の方に立って熱心に耳を傾ける女性の姿が多かった。福島党首は、そうした女性たちから「選択的夫婦別姓、LGBTQ、シングルマザーの困窮…。介護、医療の現場の女性から声があった。コロナ病棟で働く女性から『大変だけれど頑張る』という声もあった。若い女性たちの反応が非常にあった」と、苦しい生活の改善や人権擁護についての要望が多かったと説明。その上で「若い女性、世代の声を受け止め、社民党を刷新し、次の世代を育てやっていきたい」と力を込めた。
向こう3年間、国政選挙は行われないが、23年に統一地方選が予定される。福島党首は「公認候補を、しっかり立てて再生、躍進をやっていく。3年後の衆院選、参院選を目指し、自治体議員を増やす」と力を込めた。さらに「政策をブラッシュアップする。もっと、もっと国会の見学ツアー、若者の意見交換、勉強会を全国でやっていきたい。憲法改悪をさせない、若い人、女性たちと勉強会をやり、組織を拡大したい。社民党で頑張りたいと言ってくれる人もいる」と、若い世代の底上げに意欲を示した。
質疑応答の中で、より具体的なビジョンは? と聞かれると「常任幹事を、どうするかは今の体制でやっていく部分も多いかとは思うが、若い人たちの抜てきを大いにやっていきたい。来年3、4月の統一自治体選挙に女性や若者を立てていく」と、統一地方選に若者、女性を擁立していく方向性を示した。その上で「時間が、あまりありませんので、女性、若者の擁立に全力を挙げたい。社民党の中で若い人たちが意見を言い、いろいろな役割が出来るよう、もり立てていきたい」とも語った。