上野の双子パンダ、永久歯の奥歯も生えてきたよ 体重は30キロ超え

仲良く遊ぶ上野動物園の双子のジャイアントパンダ。左が雄シャオシャオ、右が雌レイレイ。ともに397日齢。7月25日撮影(東京動物園協会提供)

東京・上野動物園は26日、先月に1歳となった双子のジャイアントパンダについて近況を報告した。

雄のシャオシャオ、雌のレイレイともに健康で、歯の生えかわりが順調に進み、永久歯の奥歯(前臼歯)も生え始めている。授乳は1日1~4回みられ、人工乳も与えられている。タケはかじっているが、食べたことは確認されていない。同園は固形物を食べることに慣れさせるため、6月25日から1日10グラム程度のリンゴを与えており、2頭は時間をかけながら食べているという。

最近はまた、物音などに驚くと急いで木などに上り、じっとして過ごす行動がよく見られるようになっている。敵などから身を守るための行動と考えられるという。体重は25日=397日齢時点でシャオシャオが31.35キロ、レイレイが30.65キロと、ともに30キロを超えた。