連敗の里見香奈女流5冠、プロ棋士編入目指し第3局開始 狩山幹生四段と対戦 大逆転合格なるか

プロ棋士編入試験5番勝負第3局に臨んだ里見香奈女流5冠(日本将棋連盟提供)

女性初の将棋棋士を目指す里見香奈女流5冠(30=清麗・女流王座・女流王位・女流王将・倉敷藤花)が挑むプロ棋士編入試験5番勝負(日本将棋連盟主催)の第3局が13日、大阪市の関西将棋会館で始まった。試験は新人棋士5人と対戦し、3勝すれば合格となり、史上初の女性の棋士が誕生することになる。里見は2連敗でかど番に追い込まれているが、大逆転の3連勝で合格を目指す。

第3局の相手となる狩山幹生四段(20)は岡山県出身で、受けの強さに定評がある。プロ入り後の通算成績は17勝12敗。

午前10時、お互いに深々と一礼し、対局を始めた。先手の狩山は2六歩と飛車先の歩を突いた。里見は3四歩と角道を開けた。戦型は里見が最も得意の「ゴキゲン中飛車」に決まった。

将棋のプロは棋士と女流棋士がいて制度が異なり、棋士になるには養成機関の奨励会を卒業するか、編入試験合格が条件となっている。里見は5月27日の公式戦に勝利し、プロ棋士相手の直近公式戦成績を10勝4敗とし、プロ編入試験を受けるのに必要な「最近の公式戦で10勝以上、かつ勝率6割5分以上」の条件を満たし、女性で初めて受験資格を獲得した。

終盤の鋭さから「出雲のイナズマ」と呼ばれる里見が絶対に負けられない戦いで反撃の白星を狙う。

持ち時間は各3時間。同日夕に決着する見込み。