東京都の小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党都民ファーストの会(都民ファ)は5日、森村隆行都議(49)の代表就任を正式に承認した。荒木千陽前代表の辞任に伴う代表選は1日に告示され、立候補を届け出たのは森村氏だけで無投票で初当選となった。
森村氏は「東京の未来のために東京大改革をしっかりと推進する」などと就任のあいさつを行った。
森村氏は2016年に小池氏が主宰する政治塾「希望の塾」の1期生で17年の都議選で初当選して現在2期目。創設者の小池氏や小池氏の秘書を務めた荒木氏など小池氏の最側近が無投票で代表に就く、無風の「側近人事」が続いていた。荒木前代表は総会に姿を見せず、小池氏はこの日、エジプトで開催される国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)に出席するため総会を欠席した。
代表選をめぐっては、女性都議が出馬に意欲を示したが直前で見送った。ある都議は「透明性を担保し、刷新のイメージを打ち出す意味でも代表選が望ましかった」と語るなど、疑問の声もあり、不協和音は収まっていない。「来年の統一地方選に全力投球する」とした森村新代表にとって険しい船出となりそうだ。【大上悟】